私の魂が喜んだ映画

はじめまして。魂を動かされた映画や動画を勢いで書くブログです。

「地獄に堕ちるわよ」と今期ドラマ

「地獄に堕ちるわよ」(Netflix)。

予告を見て依頼、ずっと楽しみにしていたので結構前にサクサク見終わりました。

あくまでも事実を絡めてのフィクションであるということだったのですがとても面白かった!

テンポも良かったし、配役もバッチリでしたよね。

 

細木数子さんは私も若い頃に彼女の占いで「大殺界」とかメチャクチャ流行って。

職場とかでも皆で本を見てギャーギャーしてました。

雑誌とかももっぱら占いで占められていたような記憶があります。

さらには私がもろに大殺界には運が悪かった(マジでしんどかった・死にかけた)のは私の思い込みというか、洗脳を自らしていたのか・・・?今となってはわからないですが。

怖い怖い・・・。

 

イメージとしては細木さんは「怖いおばさん」というのはありましたが、恰幅がよく、年齢的には今回主演の戸田恵梨香さんよりもかなり上の方で。

それでも戦後の若き細木さんから、上り詰めて大物になりTVで大活躍された彼女の姿までをあの細い美しい戸田恵梨香さん、演じ切っておられてすごかったです。

 

フィクションではあっても何度も苦しい局面に立ち、それでも立ち上がるパワー。

何よりも彼女は「努力の人」だったんだなと思わされました。

とにかく勉強する、知識を得る、それによってどんどんと未来を切り開いていく。

 

すごい強い女でありながら、やっぱり「女」である部分があって、それが裏目に出たり。

怒涛の人生、まさにこれです。

 

このドラマの中で彼女のパワーの元は「飢え」だったと言っていたのが印象的でした。

 

戦後「清貧」という表現がぴったりのお母さんに育てられ、本当に毎日が飢えとの戦い。

みみずを食べる子役さんのシーンは衝撃です、忘れられないですね。

お地蔵様に供えてあったお饅頭を取ってきて、それは弟妹に食べさせてやったり。

決して元から、腹の底からの悪人ではないという印象を受けたドラマになっていました。

 

自分の魅力や能力次第ではお金が稼げる、さらには人を利用してまでも裕福に生きたい、しかし裏側では寂しいこともある。まさに「人間らしい」「濃い」そんな生き方はどこまでフィクションだろうか・・と。

こんなに濃い人生を羨ましく思ったりもしました。身がもたないなとは思いますけれどねー。

 

さて、今期のドラマ、なかなか見続けているものが少なくて。

唯一「録画して楽しいな、見たいな!」となっているのは「コンビニ兄弟(NHK)」と「今夜、秘密のキッチンで」

です。

「コンビニ兄弟」は「こんなコンビニあるわけない」んだけど、もう通り越して面白いです。結構贅沢な役者さん揃いで、ちょっと涙が出てしまうような優しい話が続いています。ケンティーの二役も頑張ってるなー、と微笑ましく。

 

「今夜、秘密のキッチンで」は、やや韓国ドラマっぽい展開なんだけど木南さんがまた上手い!

そして料理が美味しそう。。。(食いしん坊w)

まだ間に合うと思います、これは韓流好きな方はちょっと見てみてほしいかも。

あとは数話みて「うーん??」となってしまって続いてないんですよねえ。

なんで途中で飽きちゃうんだろうな・・。

 

あ、全く関係ないですがAmazonプライムで「北斗の拳」FIST  OF THE NORTH STARを配信しています。

古いアニメは実は「少年もの」なので若かりし頃は全然みてなかった(でもなんとなく内容は知っている。有名だからね)んだけど改めてリニューアルされたものをみています、意外と面白いし楽しいです。

 

ここのところ急に暑くなりましたよね。「暑熱順化」とか言われてるけどいきなりすぎて身体が全然ついて行けません。

まだ湿度は低めで空も綺麗で一番いい季節ですけれどね。

 

 

 

 

「九条の大罪」「猛襲」

「九条の大罪」ようやく見終わりました。

重たいので一気見できなくて時間がかかってしまった。

でも面白いというのか、後半に行くにつれ、どんどんスリリングに話を展開させていくので先が気になって見てしまうパターンでした。

恐らく続きがあるんでしょう、早く見たいですね。壬生がやばいー!!ってなる!(でしょ?)

この作品、漫画もあるんですが大きく外れてはいないけれど思ったよりも登場人物が皆さんスマート。綺麗でかっこいい。

そうでない人はとても「そうでない人」だし、忠実なんじゃないかなあ。

イメージと大きく外れることなく作られた作品ですね。むしろ漫画の方がえげつなさは強いです。

ずっと見ているとのめり込みすぎて世間を優しく見られなくなりそうに(個人的見解)なっちゃうので怖いですね。でも続きは早く見たいです。面白かったです。

 

そして、なんか「ついで」と言ってはなんだけど

「猛襲」というみんな大好き「サメ」もほんのり登場する映画も見てみました。

メチャクチャでかいハリケーンが来るんですが、「ただのハリケーンだろーっw」って舐め切った人々が逃げ遅れ、さらには大波で堤防が決壊して子持ちのサメまで襲ってきちゃう。

なんで子持ちのサメが?の設定などは特に話には関係ないですが。

そしてなぜか出産間近の女性や、里親のもとで虐げられている子供たち、母親の死が原因で引きこもってしまっている少女などがそれぞれ「サメとハリケーン」と必死に戦うというお話。

B級映画あるあるの典型なのでツッコミどころ満載なんだけど、意外とスッキリ終わってくれるので物足りなくもなく、うわーグロいともならず。あれ?もう終わり??というのが感想でしたね。

「猛襲」というタイトルにしては「そうでもないじゃん」ではありました。

それでも今時の映像は綺麗ですねー、CGやAI などで美しすぎる映像が逆に怖さや緊張感を失わせている気がしましたね。

いっそ大昔の「JAWS」の方が今見ても「うわああー・・・」ってなるのよね。不思議。

 

あ、そうそう「ベイビーわるきゅーれ」はNetflixだけではなくてアマゾンプライムの方に色々ありました。

多くは語られてはないけどかつての主人公の2人の関係なども知りたい人はそちらも見ると面白いと思います。

「爆弾」「ベイビーわるきゅーれ」(Netflix)

Netflixで配信されて間もない「爆弾」見ましたか?

原作は読んでないので細かいところが不明だったり、人間関係の深さがわからなかったり。

でもそんな条件でも面白かったですね。あれは勢いで「見させられて」しまいました。

考察とかそういうレベルでなく、アクションで見せるのでもない。

ただただ「言葉の応酬」で引き込まれる面白いタイプの展開。

佐藤二朗さん演じた謎の中年男・スズキタゴサクに翻弄される警察陣。(私もだけど)

 

タゴサクの「霊感」というていで予告され、繁華街などで爆発する爆弾たち。

 

記憶喪失なんて真っ赤な嘘なんだけどあの語り口調についつい何故だか引き込まれてあっという間の2時間17分でしたね。

ある意味ネタバレにもなってしまうんだけど、

キーパーソン・長谷部さんという警察官(自死された設定)の境遇とかは原作にはしっかりと描写されているらしいのですが、知らない視聴者のわたしとしては「いやもうただ気持ち悪いけど不幸」ってだけだし。

なんだかわからないままに、そして何か得ることもなく不気味な緊張感と期待感とわずかな興奮を植え付けられちゃいましたね。

一言も見逃さないように見ていたので疲労しました・・・。はい。

これはお子さんには見せない方がいいと思うジャンルですね。二朗さんがトラウマになりそうだもんね。

でも本当に面白かったです。おすすめです。

 

そして朝ドラ「ばけばけ」が終了したので高石あかりさんのサムネをネットフリックスが私に推してくるので見た「ベイビーわるきゅーれ」

今のところシリーズで3シーズン目が配信開始されたようですが、まずは1と2のみ拝見。

こちらもテンポが良いのと、セリフとアクションが早回しなのかと思うような作品。

漫画で原作があるのかなと思ったら違うようですね。

プロの殺し屋の女の子2人(ちさととまひろ)が「普通の日常生活」には困りながら凄腕の殺し屋として生きていく、その様を描いている作品です。

殺し屋さんのお話なので、結構まあ流血がありますしね。残酷なところもあります。

こちらも子供さんにはおすすめはしませんがテンポが良くてこれまた「爆弾」と同じく「ついつい見ちゃう」タイプ。

見ているうちにちさと&まひろに入れ込んで応援しちゃっている自分がいるのがおかしいです。

でもこんな日常に溶け込んで殺し屋さんがいるって、どういう設定やねーん!

彼女たちが何故「殺し屋」になったとかは全然わかりませんっw。

まひろのアクションは本当すごいんだけど伊澤彩織(イザワサオリ)さんとおっしゃるスタントパフォーマーさんなんですね。納得ですわ。

「ワルキューレ」ってのは北欧神話に出てくる「戦乙女(いくさおとめ)」だそうです。

お時間ある時にはちょっと見てみたらどうかしら?と思う作品です。

 

 ところで「スティールボールラン」って、2話目はいつ配信されるんでしょうな、知ってる人います??

 

 

「黄金少年」すごいぞ! おまけで「眠狂四郎」

まずは「眠狂四郎」から。

過去作は流石に私も年代的にも見てないんですが・・長谷川博己さんが主演でドラマ化されたので録画で拝見。

ストーリーとして面白かったんだけど、皆さん足が長くて首が長くてスタイルが良すぎて着物が・・・というのは無理難癖かねえ。

あとはたちまわりですよね、昔みたいな職人気質の方はもうあんまり見かけないですね。

もうちょっと眠狂四郎の悲しみや心の底にある愛情がゆっくり見られたらなとは思いました。

ノンストップで見られたので面白かったですよ。時代劇もこうやって変わっていくんですねえ。(誰目線だよ)

 

先にこちらを見たので次に見た(珍しく1日で3作品見た)「黄金少年」なんですけれど!!!

Netflixでおすすめに急に出てきたので見たんだけどメチャクチャ面白かった!!

最初は「サスペンスかな?」的に崖で始まるんですけどね。

その後、登場人物が増えるに連れてどんどん不穏な感じに・・。最後の「氷」(ネタバレ)までは読めたんですが、その後がまたこれ、びっくりの展開が待っています。

これは面白いです。ちょっと殺人シーンが多いのでお子様は見ない方がいいかもしれません。

なんとも言えない終わりが待っていますので楽しんで欲しいです。見て良かった!

 

あとはまあ、荒木先生の「スティールボールラン」の録画を見てああ、久しぶりの荒木作品でうれしー🎶となっております。

 

毎日朝晩の気温差で体が重たいですが(もちろん花粉もね)なんとか乗り越えましょう。

 

 

今期はTVドラマがいまいちだったのもあって、嬉しい誤算の「黄金少年」でした。

 

This is I とアンダーニンジャ

もうほとんどNetflixしか見ないようになっているのですが。

(ドラマはちょこちょこながら見状態、ストーリーは追ってます)

 

ずっと予告を見て面白そうだなと思っていた「This is I(アイ)」をようやく見ました。

はるな愛さんの実話プラス「ペニスカッター:性同一障害を救った医師の物語」も参考に作られた話でした。

はるな愛さんはもうベテランというか今はあまりTVにもご出演されないですけれど、一時期ものすごい人気で関西では特に地元というのもあり、また関西弁でのMCさんとのやりとりも好評でTVで見ない日はないくらいでしたものね。

ひとくくりに「オネエ」と言うのはこの話を見てからだと雑すぎる気がするんですが、オネエキャラの方が流行っていた頃と重なります。ブームでもありました。

言葉の使い方が上手いし気が利いて、人を嫌な気持ちにさせないという人も多いので今も「オネエ」人気は続いていると思います。

トランスジェンダーという言葉も頻繁に使われて多くの人が認識をしたものありますね。

市民権を得たというか「おかしなことじゃない」と認識された感じ。

「個性」なんだよと。

 

この作品何より望月春希さん演じる主人公のケンジが泣きながら、苦しみながら変わっていく様子が素晴らしかったし、彼が(彼女かな)泣くところでは思わずもらい泣きしてしまうくらいの熱演で。

すごい整った美形とかじゃなくて「なんとも憎めない愛らしさ」を持った人。

望月さん自身、彼も若いからまだ体つきも男性的でなく、なんとも中性的でぴったりの素晴らしい人をよく見つけて作品に、今、この時に作ったなとしみじみ思います。

斎藤工さんや千原せいじさん、木村多江さんもすごく良かったけど一番好きなキャラはアキさんでした。

ケンジに自分の生き様を堂々と見せモデルケースのような立場に自ら立って、今までの経験をもとにアドバイスをしたり、彼を否定せずに受け入れて居場所を作ってくれた。

彼女(彼)がいなかったら「はるな愛」はいなかったかもしれない。

わかってくれる人が1人でもいたら強い心で生きていける気がしますよね。

それも愛が深い人で。母性というか人間愛。

親よりも厳しくて優しい。

私なんか多分、リアルで会ったら「あんたみたいな甘ちゃんはダメよ、頭でっかちのすっごく嫌いなタイプ」とか言われそう(それはそれで良い、ふふふ)。

斎藤工さんが演じた医師の和田さん、この方の存在もこの作品を見なかったら知らないままでした。そこまでツッコんで考えなかったです。良い機会でした。

 

散りばめられたちょうど「世代」のアイドルの曲やダンスも心地よかったですし良い作品だったと思います。

みんなそれぞれ「どっかおかしいよね」って笑って生きられたら良いですよね。

 

と、先日見たのが「アンダーニンジャ」。

これは漫画では知っていて途中までストーリーも知っていたのですが結構面白かった。

浜辺美波さんがとても可愛い。ほんとに可愛い。

ただ「しつこい」場面が(ええ、そうよ、ムロツヨシさんのことよ)多く、やや集中力が切れてしまうのも否めません。漫画だったら面白い場面がちょっと・・。

でも全体的に面白かったです。何も考えないで見た方が楽しめますね。

 

今年は正月前後に「金属アレルギー」の重めの症状が出てしまっているので、アレルギー反応が強く起きて花粉症がしんどいです。心臓がバクバクします。呼吸がしづらい。

花粉ってなんとかならんの??

誰かスギ花粉のでる前に花芽をもぎ取ってくれる仕事とか作ってくれよ、頼むよ。

何なら私やりますよ、みんなやろうや。

外に出るのが怖い日々です。では。

 

「人間標本」「ババンババンバン バンパイア」

人間標本、湊かなえさん原作です。

前半は父親が猟奇殺人鬼で息子と5人の若者を手にかけ「人間標本」という恐ろしい作品を作り上げた、というミスリード(?)を強烈に印象づけ、

後半に行くに従って「誰が、何のために」がどんどん変わっていきます。

語り部が変化していき「行き着いた答え」は史郎(父親)の幼馴染、世界的アーティストの留美の娘・杏奈。

計画したのは留美ではあったが、病に倒れた母に認められるため、ただそれだけのために「人間標本」を完成させた杏奈。それを同情なのか、愛情なのか「手伝う」ことになった史郎の息子・至(いたる)。

そしてなぜ至までもが「人間標本」になったのかが最後にわかる仕組みになっています。

杏奈の「擬態」、ワンピースなどなど色々なモチーフが散りばめられていますがおそらく杏奈も留美留美の母親と同じ病気になるのではないかとぼんやりと思わされました。

相変わらずスッキリとはしない湊かなえ氏の作品。

でもつい観ちゃう、何なんでしょうねえ、魅惑的。

 

しばらく「人間標本」にとらわれていましたが、明るく気分を変えるのに「ババンババンバン バンパイア」を見ました(笑)。

原作のコミックスは無料開放されていたので途中までは読んでいたのでストーリーはわかっていたけれど、再現度が高くて面白かったです。

この作品は「まさに今、この役者さん」でないと成立しなかったかも!!と思うくらい。

ベタな展開も面白かったし昭和から続く「オタク心」現在に至る「推し」、そして永遠の歴史上のカリスマキャラ・織田信長も本当に上手く組み合わせて楽しく見られました。

「もうそれは恋を超えて 愛だろう??」って言いたくなりました。

これは16歳の制限もかかっていましたが、別に小学生が観てもいいんじゃないかしら・・?

 

どちらもAmazonプライムで見られます。

 

「人間標本」は重たーい

「バンパイア」は軽ーい

 

両方おすすめします。はい。

 

TVドラマの方では面白そうなのは大河ドラマ「豊臣兄弟!」「再会〜SilentlyTruth〜」(火曜日テレ朝21時)「リブート」(日曜日TBS系21時)ぐらいでしょうか。

あとはあまりトキメかないんですよねえ、今季はそれほど・・と私の中では思っています。あくまでも個人的見解ですので。

ちなみに好みは「わかりやすい、スッキリする、誰かと話をしたくなる」ドラマです。

 

 

 

 

「10DANCE」「大洪水」Netflix

まずは「10DANCE」。素敵でしたねえ。熱かった!

昭和世代としては幼い頃に、ダンスブーム(映画「Shall  we dance?」よりも以前ですよ)みたいのもあったんで・・社交ダンスの大会をTVで放送したりもしてたんです。

なんか、その頃を思い出したり。

自分が踊っていたわけではないけど競技自体かっこよかった記憶があるんですよね。

 

スポ根にやや近いところもありBLという枠は完全に超えていましたね。

やっぱり竹内涼真さん、身体能力がすごい。あの筋肉を作り、ラテンダンスを踊り続けるなんて役者さんとしては一生で1回巡り会えるか。

年齢もあるだろうし体力なんかもあり、イメージや環境、あれこれが全てうまく彼に向かないとあそこまでにはならないでしょう。

たまたまドラマ「じゃあ、あんた・・・」が終わった直後。

主役の勝男のイメージもうまいことスパイスにもなって、彼は「持ってる」役者なんでしょうね。

2時間8分、息をするのも惜しいくらいに見入ってしまいました。すごかったです。

役者さん皆さん、ダンサーが本職ではないのにも関わらず美しいキレッキレのダンス、見事に美しく、登場人物の揺れ動く感情がビシビシ伝わってくるのでぜひ見てほしいですね。13歳の制限がいるのか・・それはどうかなー??な点でした。観てもいいんじゃない?

 

話変わりまして、先日配信された「大洪水」も観ました。

キム・ダミさんが主役のSF(ちょっとホラー味もあるような)でした。

最初いわゆる「パニックもの」と思っていたのですが、実は違っていて、すっかり騙され(いい意味で)途中からああ・・そういう話だったのか、と・・・。

 

災害によりほぼ絶滅してしまう人間を、身体は3Dプリンターで作り「感情」を後からインプットするという未来観はすごく面白いです。

そしてその「感情」に重要なのが「母性」と簡単に表現するのには違うような「愛する」という感情を追求する話でした。

 

特に韓国は「母性」については私が見た範囲でですが、映画やドラマを見ていても「母性」について「熱い」お国柄であるようで、今回も「父性」についてはほとんど触れられず「母と子」の間にあるものは・・と、そこを問われていたように思いました。

 

最初は主人公の息子ジャイン(6歳設定)が

「うるさい子だな、難しい子だな。さらには血統に問題のある病気を抱えているのか・・」と邪魔に思う気持ちが私も強かったです。

この子はこの状況でどうして・・ってくらいイラつきました。

 

アダルトチルドレンである私自身、母性というものにも「自信がない」と思っているので、ジャインを鬱陶しいと思うこと自体が「私はダメな母親なんだろうな・・」と思わされたりして観ていて苦しかったのですが、主人公が何万回とリトライする中でようやくたどり着けた、ある「感情」。

 

あの極限の中でトラウマ、フラッシュバックや深層にある記憶を辿り、ようやくたどり着けた。

 

それは私にとっては

「母親だって何万通りもいて、その中でベストな感情や、親子関係にたどり着けるのは奇跡なのかもしれない」

と私自身の自己肯定に少し繋がる話として捉えられたので結末には救われました。

親子だからとはいえ、そう簡単にはたどり着けない、誰もが完璧じゃない、そう言ってくれていたように感じました。

血の繋がりは主人公とジャインの間には実際にはないようでした。

それでも赤ん坊の頃からの思い出、作り上げてきた信頼、辛かったけど楽しかった子育て、それがあればこそ、の感情なのかもしれない。

劇中でジャインが水から逃れる母の背に「僕を産んだ時も痛かった?」とか尋ねるんですよ。もうなんかね、泣けてきましたね。

子供はずっと母親の愛を待っている。ジャインがずっと見つけてもらうのを待っていたように。

 

「無償の愛」は母親から子に注がれるというよりも子供が親に持ち続けてくれる感情なのではないかと、改めて思わされた映画でした。