私の魂が喜んだ映画

はじめまして。魂を動かされた映画や動画を勢いで書くブログです。

「非常宣言」(韓国)ドキハラのミルフィーユや!

Uーnextさんで拝見。

航空機パニックものです。

実はゾンビかなと思ってたのですが・・違った!

だってナムギル氏が出てくるからー(違う違う、「感染家族」や!それ)。

 

みんな大好き

イ・ビョンホン氏が元パイロット、ソン・ガンホ氏が刑事、

その他イム・シワン氏がテロリスト、キム・ナムギル氏が副操縦士

チョン・ドヨン氏が国土交通省の大臣です。

最近、韓国映画やドラマは女性が国家の重要な地位や警察トップなども多いですね。

この映画、コロナのため一時的に撮影が延期になっていたようです。

 

大まかなあらすじとしては

(ネタバレになります)

 

 

パク・ジェヒョクは元凄腕パイロットだが今はパニック障害などを抱え操縦士としては仕事ができない状態です。彼をイ・ビョンホン氏が演じています。

ジェヒョクと彼の娘が空港で見かけたしつこく不審な男に目をつけられ同じ飛行機に搭乗するところから始まります。

不審な男というのはテロリストで、かつて研究所でウイルスの研究をしていたときに問題を起こしたことを恨みに思い無差別殺人をしてやろうと、ウイルスを持ち出し自力で潜伏期間などを操作し、そのウイルスを粉末化して機内に持ち込んでいました。

同じ飛行機には刑事のク・イノの妻も偶然にも搭乗していて友達とハワイへ向かおうとしていました。

 

テロリストは頃合いを見計らって体内に隠し持っていた(腋の下を自分で切開して仕込んでる!!)ウイルスをばら撒きます。

やがて乗客の一人が発症、大量吐血をして息絶えます。

それを乗客の誰かが動画に撮影、TV局から情報が漏れ出しました。

 

航空機内には高水準な空気清浄機もないためやがて全員が感染。

機長や副操縦士もどんどん感染していき、機長は突然死。

あわや墜落かと思われましたが、ジェヒョクがすんでのところでリカバー、墜落は免れました。

しかし航空機の中はパニック状態。CA達も必死に対応しますがどんどん混乱は膨れ上がります。そしてテロリスト本人も感染して死亡。

 

地上では刑事のク・イノがわずかな手がかりからテロリストの仲間らしき人物も発見。

ウイルスの出所を探り当てます。

妻も航空機に乗っていることを知りますが地上からでは助けにも行けず。

テロリストが働いていたウイルスの出所である研究所へと乗り込みます。

しかし研究所側は国土交通省の大臣が乗り込むまで我関せずの姿勢でした。

 

大臣の強い姿勢によりようやく研究所の協力を得て、ウイルスの正体、そしてワクチンや抗ウイルス薬の存在が確認できましたがそれをテロリストがさらに変異させていたために手持ちの薬が特効薬で100%の確実性ではありません。

 

「全員が感染している航空機、致死率40%」

 

行き先のハワイのあるアメリカも、日本も、そして母国であるはずの韓国も着陸許可を出しませんでした。

 

航空機には「非常宣言」という権利があって最優先で滑走路を着陸に使えるという権限を副操縦士が発してもどこも受け入れてはくれませんでした。

日本など自衛隊が攻撃までして追い払おうとするんですよ・・。辛い・・。

 

地上では乗客の関係者と着陸反対派のデモ隊がぶつかります。

航空機内でも発症者と未発症者でもぶつかり合いが。

副機長ももう倒れるのも時間の問題でした。

 

なんとか自分が操縦している間に着陸をしたいと考えますが限界となり、とうとう操縦を今はやめているジェヒョクへと託すことになります。

実は副操縦士の妻がジェヒョクが操縦している飛行機に搭乗していた時に事故が起こり死亡していたため副操縦士はジェヒョクを恨んでいました。

しかし、自分でも間違った恨みだということは自覚していたのです。2人はようやくこの状況で和解することができたのです。

 

しかしどの場所にも着陸が許されない航空機、乗客たちは絶望します。

そして皆、なんと「着陸すること」を拒否しようという総意になりました。

誰にも、愛する人や家族にもこの恐ろしいウイルスを感染させたくない、そんな尊い決意から出た結論でした。

ジェヒョクはそう各国のトップに連絡をし、地上との連絡を断ちます。

 

地上では研究所に乗り込んだ刑事のク・イノが自ら抗ウイルス薬の実験台になります。

研究員を脅しわざと感染し、一時的には命も危ぶまれる状態になりましたが抗ウイルス薬が効果を現し一命を取り留める事ができました。

 

こうして確実性を認められた抗ウイルス薬が見つかったことで着陸を容認する動きを見せた地上でしたが航空機側と通信ができません。

ですが乗客のスマホで連絡をとり、韓国へ着陸することができたのです。

死の淵から這い上がったク・イノの住むマンションの庭では回復した乗客たちも混ざってパーティーが行われていました。そこには笑顔のジェヒョクもいました。

イノ刑事は今は車椅子ですが娘の結婚式には出られると笑顔で話をするのでした。

 

とまあ、ざっくりとこんな感じです。

航空機という閉ざされた空間、そして致死率40%、燃料も悪天候に備えて少し多めに入れてはいるもののそれ程の余裕はない。

航空機内でも水泡が発症の初期症状なのですがアトピーであるジェヒョクの娘も疑われ皆どんどん恐怖から疑心暗鬼になります。

まるでコロナの初期のような・・・。

 

この映画、もしコロナが無かったらこれほどまでの緊迫感を見るものには与えられなかったかもしれません。

結局誰が正しいとか、そういう問題でなく

「人として正しい行いかどうか」

ということを改て自分でも考え直せと言われているような映画でした。

 

でもとにかく飛行機が何度もグルングルンしますし、

吐血やら血管破裂やら血もいっぱい出ますので苦手な方は気をつけて見てくださいね。

私は2時間超えのこの映画一気に見て、肩こりが悪化しました・・。力が入っちゃった。

でもとても面白かったです。お勧めしたいです。

気持ちが上がるやら下がるやら、大忙しの映画です。